ちょっと鹿児島へ(1)


2004年も残すところあと2週間に迫った12月15日。
一泊二日で鹿児島へ行ってみた。
メンバーは、私と妹と、姪っ子の椿(2才)。
ガキんちょ連れでなぜ鹿児島? と問われても困るが、
大方、来月には台湾へ引っ越す妹達を、桜島が「一度は見に来い」と呼んでいたのだろう。

まずはレンタカーを借り、仙巌園(磯庭園)へ。
島津家の別邸だったという屋敷と庭があり、とても美しい。

「皆様、左手に見えますのが桜島でございます」

老松と海と桜島。
 「なんかもうすでに鹿児島、堪能。目的果たしたわ」
と妹が言った。
早いぞ。
旅は始まったばかりだ。


西郷どんの町


皇室写真だらけの店でちゃんぼ餅を食べたあと、鹿児島の町へ。
鹿児島は、西郷隆盛や大久保利通を生んだ町だ。
そこで『維新ふるさと館』なるものを覗いてみた。
明治維新の資料などが展示されているのだが、おもしろかったのが『維新体感劇場』のコーナーだ。
 「映像とロボットで解説される明治維新、
  迫力あふれる音と光のショーであなたも明治維新を体感!」
・・・体感。

半円形のホールを囲むようにして、大久保さんや勝海舟、坂本竜馬などのロボット人形が並び、臨場感たっぷりに話をすすめる。
ペリーが来、維新の風はだんだんと盛り上がり、このままでは日本が危ないという、まさにその時!
舞台中央にただ一人。
西郷隆盛が華やかに登場!
スポットライトを浴びながら、どーんとセリ上がり。
その華やかな登場っぷりはトップスターの貫禄だ。
 「背中に羽しょってるんじゃないかと探してしまったわ」
と妹が言った。
維新というより英雄・西郷の物語。
本当におもしろくて、椿までが目をきらきらさせて魅入っていた。

ちなみに、案内係のお姉さんに
 「美味しいラーメン屋はどこですか」
と尋ねたところ、口調は静かながら、かなりアツい調子で行きつけの店を教えてくれた。
行ってみたら店のオヤジが西郷どんにそっくりだった(美味しかったよ)。
『維新ふるさと館』、おススメである。


どんどん西郷どん


『維新ふるさと館』で感動したついでに撮ってみました。
残念ながら画像が小さくて見えないかもしれませんが。

これが英雄・西郷どんの姿だ!


西郷せんべい、ストラップは勿論のこと、
お土産にはマルボーロ『おらが西郷どん』も良い。


お店の名前も『西郷どん』。


西郷どんは力持ち。
薩摩芋まで担いでくれる。


地元にスターがいるって、いいことですね。
私も大好きになりました。西郷どん。


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