白黒猫のこと (2)
いや、男同士の友情でも、ひょっとしたら友情じゃなくっても、
べつにいいんだけどね。
白黒猫の興味は、あじゃりにとどまらないようだった。
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白黒には、家の中をのぞくという、イケナイ趣味があった。
窓ごしに、カーテンごしに、のぞきこむのだ。
あじゃりを探しているのかと思ったが、そうでもない。
あじゃりは、家をのぞきこむ白黒のかたわらに、ちんまり座っていたりする。
家に入りたいのか?
と声をかけると、やっぱりあわてて逃げていく。
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あの子はいったい、何を考えているんだろう。
家の何を見ているのか。
うちには、鳥も魚もかっていない。
いるのは、人間と、
・・・ひょっとして、とら(♀)?
あんな若々しい青年が、
ハタチを迎える化け猫、とらに興味があるのか?
それはちょっと凄いかもしれない。
★
白黒の目的は、結局なんだか分からないが、それでも彼は毎日家へ来る。
家へきて、仲間に入りたそうな顔をして、窓からのぞいているのである。